italia winebar西麻布BRUSTAのブルスタ的ワイン解釈

ワインの比喩

しばらく間が空いてしまったので、
それまで書いている文章との温度差があるかもしれませんが・・・。

ワインの比喩についてですが、

結論として

状況により、効果的である。
ただ、その場合でも紹介する立場(インポーターさんやソムリエさん)
の独自の言葉で補足すべきであり、
紹介される側(つまり消費者となるのかな)にも
その言葉を租借出来るように、よく言葉を砕いて説明できるように
考えることではないでしょうか。

例えば、ここに1本の白ワインがあったとします。
非常に樽香がしっかりとしたタイプのワインです。

オススメする相手は、ワインに興味があるけど、まだ入口の
お客さま。

―どんなタイプの白ワインが好きですか?
多分ですが、この質問はハードルが高い。「どんな」の説明ができないからだ。

―ワインお好きですか?
この質問は、単純にYESNOなので答えられるはず

―ご自宅用ですか?お遣い物ですか?
これも同様。でもこの質問で求めているワインの価格が推測できる
自宅なら、控え目に。お遣い物なら具体的にいくら、と言う風に。

―白ワインですね。どんな白ワインにしましょうか。
ではなく、私なら例えば好きな国はどこですか?や、飲んでみたい国
のワインはありますか?などの、答えが具体的なものを質問する。

―○○の国ですね。○○は行かれました?
どうでした、まだ行ったことなくて、行ってみたいんですよね~。
などの、世間話をしながら自分の信用を勝ち取る作業を進めるわけです。

そうした後に、ワインの本題。
どんなワインにしましょうか?と。答えるのが恥ずかしいとためらっていた部分
も、ある程度信用してもらえると、その答えが返ってくる場合が多いです。

そして比喩。

この白ワインは樽酒のような木の香りがあって~と説明する感じで
共有できるイメージを渡すようにします。

だからここで近い性格のワインを知っていれば、その名前を出すこと自体は
問題ないと思います。

でも、大切なのはコミュニケーションです。

1杯のワイン、1本のワインでその人の人生を変えてしまうことがあるくらい
ワインの持つパワーはすごいんです。

だから簡単に、比較する為の比喩には走ってほしくないなと思います。

大変だけれども、紹介する人の情熱が相手に伝われば、
飲むときに、大きな安心と期待に満ちて、より美味しく楽しく味わえる。

それがワインかと。

というわけで、比喩はあり。けど比喩だけはナシ。
こんな感じの結論になりました。

全体の文脈として合っているかは、定かではありませんが…

ワインラヴァーの一人として、紹介する時は自信をもって!
特にその立場にある人間は、しっかりと。



自分自身に言い聞かせている言葉でした。
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# by vino_brusta | 2010-07-24 20:34

ワインの味の・・・フランスワインを使ったワインの比喩の意義

さて、少し時間をおいて何が言いたかったのかを
なんとなく再考してみました。


ワインの比喩にはフランスワインが一番適当である―


あくまでも一般論であり、フランス系品種の話になりますが



もちろん、サンジョベーゼになった時にシャンベルタンっぽい~
という表現にはなりにくいわけで、

でも、やはり
「どんなワインがお好みですか?」と伺うと
「香りがいいやつがいいな。ブルゴーニュみたいなやつ」と返される
ことは、わりと普通にあります


ここでピノ・ノワールをご用意して
「イタリアにも美味しいピノ・ノワールがありますよ」
というのもアリです。

が、ない場合!!これが問題。
ブルゴーニュ=軽いワイン
ブルゴーニュ=香がいいワイン
軽いワイン≠香りがいいワイン

このブルゴーニュ=軽いワインというのは、
わりとお客様に言われることが多いセリフ

重いワイン=ボルドーというわけではないらしいが、
ピノ・ノワールは軽いという解釈なのでしょう




話がまた脱線してしまったかな・・・


お店でワインをオーダーする時に
この比喩を使わなかったらどうなるか

同じことが小売店が比喩を使わずにワインを紹介できるのか
もちろんPK(パーカーポイント)や
神の雫などで取り上げられたなどのメディアに頼らずに、だ。


これができるようにならないと、販売している方達のレベルアップ
にはならないし、その方たちを頼りにしている消費者のレベルが
あがるわけもない


誰もがわかるから、雑誌の特集に出ている○○点獲得したワインや
同じ点数がついた高級ワインを比較に出して
あの~と同じ点数のワインがこの価格で!なんていうのは、
正直ワインの素性なんて、何も表していない

こんな文章は誰でも書ける、と言うのは少々乱暴かもしれないけど
ここにワインを紹介する人の感性は感じられないし、
そもそもワインを点数化すること自体
感受性を殺してしまう羽目になるとは思わないのだろうか

90点のワインだから、いいワイン
82点じゃ、このヴィンテージはまぁまぁだね
では、あまりにも画一化されすぎている




え~と最初の問題定義
フランスワインを使ったワインの比喩の意義


ちょっと立て込んできたので、
また次回
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# by vino_brusta | 2010-07-15 22:50

ワインの味の・・・

実は昨日twitterにて、とある方とワインの味というか例え、比喩について
お話をさせていただきました。

なかなかtwitterのなかで、自分の言葉をまとめるというのが難しく
相手の方との十分なやり取りができず、このままでは失礼と
思ったので、この場を借りて私なりの「経験」を。

昨日の起点は、ワインを比喩するときに、よく使われる
比較方法について。


まるで「~というワイン」というアレです。
ブルゴーニュのような薫り高いピノ・ノワールが今日のオススメです。
ムートンのようなパワー溢れるワインが、この価格で!
と言った場合、結局はその元になっているワイン、
つまりブルゴーニュやムートンに興味が収斂されてしまい
ワインの多様性や消費者の自主性がなくなるのでは?



この疑問

果たして、本当に自主性が無くなってしまうのでしょうか
多様性に欠けてしまうのでしょうか


答えは、半分そう思いますし、半分はわかりません
もしかしたら、全くそうならないかも


ちなみに昨日、ツイートした言葉はこんな感じ


①では、どのような言葉で比喩すると、消費者に理解が得やすいと思いますか? RT
②確かにその通りと思いますが、買う時の目安を考えた時に消費者にとって、
説明がより難しくなるのでは? RT
③目的によって、言葉を選ぶことには賛成です。
それでも他のワインとの比較というやり方を、求められる場合もあり、
そう考えると、消費者は具体的な表現に頼りたい一面もあり、
非常に難しいテーマだと思います。RT
④消費者への啓蒙やアプローチというのが、一番大切でありながら、
簡単に済まされている場合が多いから、この問題に対面するわけですが、
相手のレベルに合わせるなら、初心者向けにならざる得ないというのが実情では。 RT


片方だけの言葉なので、内容が今一つ見えないかもしれませんが
ご容赦を


私自身、1997年から2001年まで東急百貨店のワインコーナーで
イタリアワインの仕入れと販売を経験しているので
小売業の難しさは体感しています。
また2001年から去年まではインターネットのワインショッピングサイト
でも同様の仕事をしていましたから「説明に使う言葉選び」
というものがどのくらい重要であるか、
ということも理解しています


1本のワインを購入したいとき、
お店で対面販売する時と
ネットで紹介する時と
同じようであって違うと、私は考えています


対面販売では
お客様と直に接することが出来、
お互いの「間」や「言葉のトーン」などで
どれがご希望のワインなのか、察することができますし、
あれこれといくつかの話を交わしながら
信用を勝ち取っていくこともできます


でも、ネットでは
まずお客様のご要望がどんなものであるか
販売者は察することができません

お客様は、ご自身で好みのワインを探すことになるわけです


その時に手がかりになるもの
そのひとつが比喩なのではないでしょうか


でも、その比喩にも問題はあります

例えの元になるワインが、実はあまり多くないということです

ブルゴーニュのようなシャルドネと言った場合
ブルゴーニュの白ワインはシャルドネですから(ほとんど)

これでは、あまりにザックリしすぎていてイメージが湧きにくい
そこで、ムルソーのようなというと
ちょっと樽の利いた感じなのかなというイメージが出てくる

ピュリニーのようなと言った場合はふくよかなワイン
サシャーニュと言うと…サシャーニュのワインはこういう比喩には
向かないのでしょうか。あまり見受けられないような気がしますが・・・


余談ですが、個人的にはサシャーニュは赤ワインの産地として考えています
サシャーニュの赤は美味しいですよ。軽やかで、少しドライな感じもあって
しかも値段はお手頃。みんな白ワインのイメージが強いからなんでしょうね


さて、話を元に戻しますが

シャルドネとピノ・ノワールの品種の場合、おそらく(かなり勝手な憶測ですが)
生産者も目指すところは、コート・ドールなのではないしょうか。
ル・モンラッシェにラ・ロマネ・コンティ

この2つに全ての作り手の夢が詰まっていて、それが知らず知らずのうちに
ワインを紹介するインポーターさんや、小売業者さん、レストランの
ソムリエさんまで伝染している、
こう考えるのは、ちょっと短絡的過ぎですかね?


でも、チリのシャルドネの生産者がナパのシャルドネをイメージして
とは聞いたことがありませんし、
イタリアの作り手にしてもそういった話をされたことがありません


むしろ、作り手との会話で出てくるのは、自分たちの「個性」であり
「テロワール」ということです。
というと、さっき話した私の意見は違っていますね(^^;

ただ、ワイン作りの歴史を紐解いていくと
必ずフランスワインというキーワードに触れると思います

だから、多くの国がフランスのワイン法を模倣したものになっていますし
フランスで栽培されている品種は世界中で栽培されているわけです


えーと。

ここまで勢いで書きましたが、
何が言いたいのか今一つ分からなくなってきたので

また日を改めて
文章を紹介したいと思います



長文乱筆、失礼しました
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# by vino_brusta | 2010-07-15 18:35 | altro

味の表現

赤ワインの味の表現について


ここでいう表現とは


カシスのようなとか
スパイシーなとか
ジューシーさがあって

などの言葉ではない


どういうものかというと・・・

d0180979_194327100.jpg



この絵、というか図をみると・・・


よくわからないかもしれませんが、

3層に分かれていて、上から
酸味
甘味
渋味
となっています



①まず酸味のとんがりがするどいと・・・

シャープな味
ちょっとこのワイン酸味がきつい
なんていうときの形です


どんなワインに当てはまるかと言うと

イタリアの北部のワインや
一部ブルゴーニュ(パストゥグラン)などはこういう形に
なるかと思います



反対に
酸味のとんがりがないワイン・・・

平たい栗のような形になりますが
こういったワインは、イタリア南部や
シチリアまたは、南半球のワインや
カリフォルニアといったニューワールド系
に当てはまるものが多いかと思います


ただし、ここで話をしているのは
一般論ですから、
どこぞの○○という銘柄は違うだろ~と言われても、
その通り、ごもっとも。となってしまいますので
多少寛大なお気持でご覧下さい



②そして甘味についてですが・・・

実は、酸味の形の入り方によって、その後の甘味と渋味という
形もある程度決まってきます

酸味がシャープなタイプは酸っぱく感じる
(ちょっと極端かもしれない表現ですが)
ということは、甘味のボリュームもないのです

つまり
d0180979_195740100.jpg



Aのようなほっそりとした形になります


■□この形について、少し説明させていただきます
ワインの雫という名前で、2008年秋に雑誌dancyuさんにて
特集していただいたものです。(その時のページは次回にでも)


形がワインの味のイメージ
シャープな形は、酸の強いタイプで北の地方で作られている
ものが多い

この形の幅も重要で、これはその味のパーツ(酸味・甘味・渋味)
のボリューム
幅が狭いと、ボリュームが少ない=軽いタイプ

それから、パーツの長さ(次の味のパーツまでの距離)は
それらの余韻
つまり酸味の余韻が短いなら最初の線は上のほうに位置し、
酸味の面積は小さくなる



続く・・・
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# by vino_brusta | 2010-07-10 20:32

ワインの味

ざっくりと分けると、赤ワインは酸味、甘味(果実味)、渋味
白ワインは酸味と甘味(果実味)になる。

酸味が強いワインが甘味も強くなる場合、
赤ワインならタンニン(渋味)も口に残る残るようなワインが多い。

白ワインの場合、酸味が強い「だけ」の場合は、
酸っぱいワインという認識になるかと思うが、
酸味「も」強いワイン(つまり甘味・果実味も強い)場合は、骨格のしっかりとしたワイン
と呼べるものが多い。
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# by vino_brusta | 2010-07-08 18:20

イタリアワインをより簡単に。ワイン選びのアドバイスです
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